BEST OF 2023

2023年も様々なことに触れ、思い出に残る作品や体験がたくさんありました。今年心に残った「Best of」をまとめてみました。

海外ドラマ：「Detectorists」

もし「一番好きな海外ドラマは？」と聞かれたら、即答で「Detectorists」と答えます。少なくとも5周以上観ている、大好きなドラマです。この作品は、2014年からBBCで放送されたシットコム・コメディ。主人公のアンディ（マッケンジー・クルック）とランス（トビー・ジョーンズ）が金属探知機を趣味とする日々を描いたほのぼのストーリーです。

イギリスの田舎町Danebury（架空の地名）を舞台に、日常の美しさや小さな幸せを再発見させてくれる作品。パブでのんびりビールを飲むシーンや、紅茶を淹れる何気ない日々の暮らしが、とても愛おしいです。特にオープニングシーンでは自然への愛が感じられ、観ているだけでリラックスできます。実際に私は、半年間毎晩寝る前に観ていたほどです。

主演だけでなく脚本・監督も務めたマッケンジー・クルックの素朴な人柄も魅力の一つ。全20エピソードで完結しており、飽きが来ない絶妙な長さ。彼が「シーズンが長引くと面白くなくなることがあるから、丁度良いタイミングで終わらせたかった」というコメントも好印象だと個人的に好きです。

本：「ミッドナイト・ライブラリー」 by Matt Haig

今年は読書量が少ない年でしたが、その中で心に響いたのがマット・ヘイグの「ミッドナイト・ライブラリー」。2周目を読んでいます。この本では、「もしあの時こうしていたら…」といった後悔やマルチバース的なテーマが描かれています。主人公のノラが異なる人生を体験することで、人生の選択や意味について深く考えさせられました。

オーディオブック版では映画グレートギャッツビーなどでも知られる俳優キャリー・マリガンが朗読しており、さらに作品の魅力を引き立てています。映画化の話も進んでいるとか？期待しています！

音楽：Alaskan Tapes

2023年、最も心に響いた音楽はAlaskan Tapes。暗く、アンビエントなサウンドが特徴的で、リラックスしたい時や集中したい時にぴったりです。この独特な雰囲気の音楽に出会えたのも今年の大きな収穫でした。特に生まれて初めて犬を家族に迎えることになった今年、冬の間犬と一緒に近所の森をAlaskan Tapesを聴きながらの散歩が最高です。

Alaskan Tapesに出会うきっかけとなった、Silent Hiking Videoでも知られるKraig Adamsさんのビデオにも感謝です。