スマートウォッチを使わない派の私がガーミン255 Music を使ってみた結果・レビュー(フォアランナー)
- ptakuyap15
- 2023年11月28日
- 読了時間: 8分
更新日:11月11日

スマートウォッチを使わない派であったわたしが、遂にスマートウォッチデビュー。 2023年9月に「ガーミン255 Music」を購入しておよそ2年が経ちました。 日常生活で、ランニングで、旅行で、トレラン大会で。 様々な場面で使ってみて感じたことを私なりにいちユーザーとしてシェアします。
目次:
1.ガーミンレビューに入る前の注意点:サンクコストバイアスを考慮する
2.ガーミン購入時のわたしについて
3.ガーミン購入の動機
4.スペックについて
4-1.スペックでよかったポイント
4-2.お気に入りの機能
5.「ガーミン Forerunner 255 Music」音楽機能について
6.どんな人におすすめ?
7.どんな人にはおすすめでない?
8.まとめ1.ガーミン255レビューに入る前の注意点:サンクコストバイアスを考慮する

5万円は、ほとんどの人にとって決して安いお金ではありません。5万円を使ったら、「もう好きにならざるを得ない」と感じるのは自然なことです。多くの人が、少しでもそう感じたことがあるはずです。
これは「サンクコストバイアス」という心理の影響です。簡単に言うと、「もったいない」と思ってしまい、冷静に考えられなくなる心のクセのことです。
たとえば、投資や退屈な映画を最後まで見てしまうこと、長く付き合っているけどうまくいかない相手と別れられないことなども、同じ心理です。
レビューを見るときも、書いた人がこの心理の影響を受けているかもしれないことを意識すると、冷静に判断できます。
今回のレビューも、できるだけその影響を受けずに書いたつもりですが、その点をふまえて読んでください。
2.ガーミン購入時のわたしについて

・週に20キロ程度走る。
・1回のランは30分程度。10km以下。
・ランの目的は気分転換。
・マラソン大会は10年前に1度出場したことがあるだけ。
3.ガーミン購入の動機

登山中に地図をウォッチで見られたらいいな、という贅沢な希望から始まりました。ウォッチがないと困る、という必要性からではありません。
スマホなしで地図が見られるスマートウォッチを調べていくうちに、画面が小さいためウォッチで地図を見ることが自分にはあまり合わないかもしれない、という考えが出てきました。
他のレビュー動画を見るうちに、「スマホなしでランニングできる」という身軽さに新しい価値を感じるようになりました。
その結果、Spotifyで音楽もウォッチにダウンロードできる「ガーミン Forerunner 255 Music」を買うことにしました。
つまり、私の場合は「ウォッチがないと困る」からではなく、「あったら便利でうれしい」という贅沢な気持ちが動機でした。
4.ガーミン255スペックについて

4.1.基本情報
ガーミンForerunner 255 Music
値段 52,800円(税込)
商品説明(*抜粋):
Forerunner(フォアランナー) 255はすべての“走る人”のための先進のトレーニング機能を搭載したGPSランニングウォッチです。日常生活から日々のトレーニング、そしてレース本番までランナーをサポートします。Musicモデルには音楽機能を搭載し、ウォッチに保存した音楽を聞きながらランニングを楽しめます。その他の基本的なスペックは公式商品ページを参考にしてください。
バッテリーについては、朝晩のシャワー時に10分充電するだけで十分なので、バッテリー切れに困ったことはありません。
4.1.スペックでよかったポイント
1.ボタン操作であること

タッチスクリーンではなく、ボタンで操作できる点が良かったです。
最近の新しいモデルはタッチスクリーンが多いですが、あえてタッチなしの「Forerunner 255」を選びました。
タッチスクリーンは、雨や雪の中や手袋をしていると、どんなに性能が良くてもスムーズに使えません。結果的に、この判断は大正解でした。
2.AirPods Pro との連携がスムーズ

AirPods Pro の性能かもしれませんが、iPhoneとガーミンの両方にBluetooth接続して、スマホでポッドキャストを聴きながらランニングしても音が途切れません。さらに、1kmごとの平均ペースもAirPods Pro からしっかり聞こえます。
他のイヤホンは試していないので、私の場合はAirPodsでの体験です。

4.2.お気に入りの機能
ボディバッテリー
“Body Battery(ボディバッテリー)は、Garmin独自の機能です。心拍変動、ストレスレベル、睡眠、そして毎日の活動レベルなどを分析し、身体的エネルギーの残量を測定します。数値は5-100 で表示され、そのスコアが大きいほど、その日の活動や運動に費やすことのできるエネルギーが十分にあることを意味します。反対にスコアが低いほど、体力を温存して休息をとる必要性を示します。”(公式ウェブサイトより抜粋)ガーミンでは、睡眠、ストレスレベル、歩数、心拍変動などさまざまなデータをトラッキングでき、この情報をもとにあなたの充電度合いを可視化するのがボディバッテリーです。
この機能が私のライフスタイルに与えた影響は何でしょうか?
運動以外で消耗する“バッテリー”を可視化できるようになりました。私は身体的な負担とメンタル的な負担が同じバッテリーを使うという考えを信じています。
しかし、運動以外の活動後にバッテリーが消耗されているという実感が湧かず、筋トレや激しいランニングの後に夜遅くまで仕事をしたり、一日中仕事をして運動できなかったからエネルギーが余っていると思い、仕事後に激しい運動をすることが多かったです。
可視化により、運動以外のアクティビティでも自分のバッテリーが消費されていることを認識できるようになりました。ライブストリーミングやただ座っているだけのズーム会議でも、予想以上にバッテリーを消耗することがわかりました。
ライブトラック
Garminデバイスでリアルタイムで実行しているアクティビティ情報を友人や家族に共有する機能です
LiveTrackを使用するには以下の条件が必要です。
- GarminデバイスとスマートフォンがBluetooth接続されている
- スマートフォンがインターネット接続されている
- GarminConnectAppがバックグラウンドで稼働している
- Garminデバイスで屋外アクティビティを実行している寒いポーランドの11月に21.05kmのトレラン大会に出場しました。
妻が応援に来てくれましたが、マイナス2度で雪が降る中、外で待たせるのは申し訳なく感じました。
また、ゴールライン近くに2時間ほどいることも、具体的に伝えられず困りました。
そんな時にこの機能は非常に役立ちました。
メールアドレスを追加することで、ランニング状況がリアルタイムで共有され、マップ上に位置やペースの変動も表示されます。
これにより、「練習よりいいペース!頑張って!」といった励ましのメッセージをLINEやWhatsappなどで送ることができます。実際、私も終盤の辛い場面でこのメッセージに助けられました。
ガーミンペイ
期待値は低めでしたが、日本とポーランドのカード決済可能な店では98%の確率で利用できました。腕時計を外すたびにPIN入力が必要で、セキュリティ面でも安心です。
5.「ガーミン Forerunner 255 Music」音楽機能について

きっとこのモデルを気になっている人は「スマホを持たずに音楽を聴きながらラン計測」を
したいと思います。
結論から言うと、
Spotifyを使って音楽やポッドキャストをガーミンにダウンロードすることができます。
ただし、Spotify有料アカウントが必要です。
ガーミンにはスピーカーはついていないので、ブルートゥースイヤホンがないと音楽を聴くことはできないので注意。
6.どんな人におすすめ?
数値に影響されやすい人

データドリブンで数値の変化を重視する人には、ライフスタイル改善に役立つツールだと思いました。
例えば、私の場合一番影響を与えられたのはスリープスコアです。
ガーミンを使い始める前は、質の悪い睡眠がいつも疲れを感じる原因だと信じていました。
しかしガーミンをつけることで睡眠スコアが良いことを実感し、良い睡眠が取れていると感じることでさらに気分も軽くなりました。
ただし、全てが数値化されることで悪影響も与えることもあります。
スリープスコアで悪い数値が続くと過度なプレッシャーを感じ、それが逆に睡眠に悪影響を与えたり、
自分の身体に耳を傾けることをやめてしまい、自分の身体に鈍感になってしまったり。
データドリブンな方こそ、バランスよく付き合っていく必要があると感じました。
7.どんな人にはおすすめでない?
ガジェットの機能を学ぶことにストレスを感じてしまう人
ガーミンは便利な機能が豊富ですが、それらを理解し使いこなせなければ価値を感じられません。自分で機能を調べるのが面倒だと感じたら、ガーミンを使うのが嫌になるかもしれません。
もしランニングの記録や睡眠トラッキングだけで十分であれば、もっと手頃なスマートウォッチを選ぶのが賢明かもしれません。
スマートウォッチが初めての方で決断に迷っているなら、1万円以下の手頃なモデルを試してみて、自分に合うか確認するのが良いでしょう。
8.まとめ
「ガーミン Forerunner 255 Music」は、スマホを持たずに音楽を聴きながらランニング計測したい人にはとてもおすすめです。
タッチスクリーンではなくボタン操作なので、雨や雪でも操作しやすく、バッテリーも日常のラン生活で使う分には全く問題ありません。
ガーミンの機能である「ボディーバッテリー」は、運動以外の日常生活リズムの改善にも役立ち、「ガーミンペイ」は身軽に買い物できるようにしてくれます。
データドリブンな人は買って損はしないアイテムです。
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