ポンチキとは?ポーランドのドーナツと脂の木曜日の文化
- 2025年2月28日
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更新日:1 日前

ポーランドには美味しい食べ物が豊富にあるが、特に目を引くのが定番おやつ「ポンチキ」。ポンチキ(pączki)は、ポーランドで伝統的に食べられている日本でいうドーナツに近い存在だ。実はポーランドには「ポンチキ食べ放題」な甘い日があるのだ。
1. ポンチキ(pączki)とは?

ポーランドで人気のスイーツ「ポンチキ」は穴の空いていない、中にジャムやクリームが入ったドーナツだ。モチふわな食感や味のバリエーションの豊富さが、日本のドーナツと大きく異なる。1個あたり約400キロカロリーくらいあるらしいだが、パクッと食べれてしまう。
ちなみに日本語ではポンチキと言われることが多いが、本当の発音はポンチュキに近い。
2. ポーランドで1億個のポンチキが消費される「脂の木曜日(Tłusty Czwartek)」とは?

年に一度ギルトフリーでポンチキを食べまくることができる、そんな夢のような日が脂の木曜日。この日が近づくと、街にはポンチキをピザボックス並みの大きな箱で箱買いした人々で溢れる。
ベーカリーやポンチキ屋さん、スーパーがこぞって安売りをするのでポーランドで唯一行列が見れる日にもなっている。

脂の木曜日の起源とは?
数百年以上も続くこの夢のような伝統の起源は何なのか?毎年、2月の最終木曜日(違う年もあり)、四旬節直前の木曜日がこの日にあたる。四旬節はイースター(復活祭)の46日前からイースター前日までの期間のこと。悔い改めや祈り、断食の時期とされている。
昔は食べ物も贅沢になかったので、甘いお菓子を作って食べ納めに備えていたそうだ。

会社でもポンチキを配る
会社でも社長や部長がたくさんポンチキを用意しみんなに振る舞ったり、仕事の休憩中に買いに行ったりもする。家に帰ってきてからも家族と食べるので、一日に十個以上食べる人も多い。
また、最近ではポンチキとは関係のないアパレルブランドも「脂の木曜日」にプロモーションする。ポーランドで愛される特別な日だからこそ、大衆ウケもよい。

3.ポンチキの種類(どんな味が楽しめる?)
伝統的なローズジャム
ポンチキの定番フィリングは伝統的なローズジャム。どこにでもあるのでまずはこれを試してみて間違いない。

ポンチキの一番楽しみな部分はフィリングと考えるのがポーランド人なので、バラエティ豊かなフィリングを色々試すのも楽しい。ポーランドでも人気のポンチキ専門店「ドブラ ポンチュカルニア(Dobra Pączkarnia)」ではなんと45種類ものポンチキがあるそうだ。
変わり種フレーバー(ピスタチオ、塩キャラメルなど)
最近は趣向を利かした変わり種フレーバーもたくさんある。また「脂の木曜日」限定フレーバーを各スーパーが出したりもする。私が食べた中ではココナッツポンチキが美味しかった。






4. ポーランドのソウルフード!ポンチキはどこで買える?
ポーランドのどこのベーカリー、スーパー、コンビニでも買える。揚げたてが食べたいのであればポンチキ専門店やベーカリーに行くのがベスト。お手軽値段で買いたいのであれば、ビエドランカ(Biedranka)やリドル(Lidl)といったスーパーがおすすめ。私はスーパーで買うことが多いが、種類も豊富で十分美味しく満足できる。さすがポーランドのスーパーはポンチキへの気合いの入れ方が違う。せっかく旅行で来たのであれば食べ比べてみるのもあり。
5. 美味しいポンチキを買うコツ
朝に買う
やっぱりポンチキは揚げたてが美味しい。そしてポーランド人にも人気な食べ物なので、ものによってはすぐになくなってしまう時も…特に「脂の木曜日」だと、午後にスーパーに行ったらほぼ売り切れだった(泣)

スーパーの中ではリドル(Lidl)
スーパーといってもポーランドには数多くのスーパーがある。その中でもポンチキの美味しいとポーランド人も認めるのがリドル。ポーランド伝統的な味ではないが、ピスタチオポンチキは年中食べれて大人気の味。


6. 気になるお値段は?

ポンチキ専門店だと、ひとつ5ズロチ(約180円)〜7ズロチ(約260円)程度。スーパーだと、2ズロチ(約75円)から、パン屋だと4ズロチ(約150円)くらいから。もちろん種類や場所によって異なる。また、「脂の木曜日」には大量に買うことで安くなるプロモーションも実施される。
7.まとめ
ポンチキ(pączki)は、ポーランド人にとってただのドーナツではなく季節や伝統を感じさせてくれる特別なおやつ。
年に一度の「脂の木曜日」には、街中が甘い香りに包まれ、普段は笑わないポーランド人が箱いっぱいのポンチキを抱えて笑顔で帰っていく。会社でも家庭でもポンチキを分け合い、「今日は何個食べた?」と話題にする光景は、ポーランドらしい温かい文化だ。
伝統のローズジャムから、ピスタチオや塩キャラメルといった進化系フレーバーまで、そのバリエーションは実に豊富、どこでも気軽に買えるのも魅力のひとつだ。
もしポーランドを訪れる機会があれば、ぜひ本場のポンチキを味わってほしい。そして可能であれば、「脂の木曜日」に合わせて体験してみるのもおすすめだ。
またポンチキ以外にもポーランドではスーパーやコンビニで気軽に買えるお菓子が豊富だ。お菓子好きなら、ぜひ以下のブログ記事をのぞいてほしい。