ワンピースに学ぶ、次世代への思いと老いることの意味
- ptakuyap15
- 7月15日
- 読了時間: 2分
更新日:8月12日

こんにちは。今日はワンピースに登場する「老人キャラクター」たちを通して、権力や次世代への思いについて考えてみたいと思います。
ワンピースは25年以上続く長編漫画で、現在1154話を超えています。その中には様々な世代が登場し、特に年老いたキャラクターたちの在り方には深いメッセージがあります。
権力に固執する老人たち

まず、ワンピース世界の最高権力者「五老星」。彼らは世界政府の頂点に立ち、表向きは世界の均衡を守る顔をしていますが、実際は自分たちの権力を守ることしか考えていません。しかも彼らは何百年も不老不死のまま地位に居座り、若い世代の未来や命などまるで意に介しません。
こうした描写は、老いてなお次世代に何も託さず、ただ自分の地位に執着する姿として描かれています。
次世代に託す老人たちとトロッコ問題

一方、ガープやレイリーのようにまったく逆の生き方をする老人もいます。ガープは主人公ルフィの祖父で、強大な海軍の英雄ですが、世界政府のやり方には真っ向から反対し、弟子や若い世代を何より大切にしています。
そんなガープが発した有名な言葉が「追い先短いジジイは見捨ててよし」。これは、自分が犠牲になることで若い命を救おうとする覚悟を表しています。

この考え方は、哲学でよく言われる「トロッコ問題」とも通じます。つまり、複数人を助けるために誰かを犠牲にする選択は正しいのか?という倫理的ジレンマです。実際にインターネットでも「ガープの発言はトロッコ問題に当たるのでは」と議論がありました。
けれどガープの場合は単なる計算ではなく、自分はもう長くないと悟った上で「未来を担う若者のために進んで犠牲になる」という強い意志からの言葉に感じられます。
ワンピースから考える「老いる」とはどういうことか
ワンピースにはこのように、老人のあり方が対照的に描かれています。五老星のように地位に執着し次世代を顧みない者もいれば、ガープやレイリーのように未来へ託し、次の世代の活躍を心から喜ぶ者もいます。
私たちもいずれ年を重ねます。その時にどちらのように生きたいのか、今から少しずつ考えておくのも大切かもしれません。
私の場合は最近は犬の世話やしつけをしながら「これも小さな次世代育成だな」と感じることがあります。
まとめ
ワンピースは単なる冒険物語ではなく、こうした「次世代に何を残すか」「老いとは何か」というテーマも含んでいます。自分がこれからどんな大人、どんな老人になりたいのか、改めて考えさせられますね。
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