純ジャパの私が日本人とは思われないくらい英語を話せるようになった英語勉強方法。
- ptakuyap15
- 18 時間前
- 読了時間: 6分
更新日:31 分前

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像
今回は、私が実際に経験し、効果を実感している英語の勉強方法やコツをシェアします。英語を勉強したいけどなかなか続かない、話せるようにならない…そんな方にぜひ読んでほしい内容です。
1.なぜ私の英語勉強法が参考になるのか?
私は日本生まれ日本育ち、福岡の博多っ子です。
私の家族や親戚には英語を話せる人は1人もおらず、英語とは無縁の環境で育ちました。

高校の時の得意だった科目が英語で、大学は英語専攻学科。
20代を超えて初めて海外に行き、英語を身につけました。
そんな私が、今では英語を問題なく話せるようになり、アメリカ人の友達から「日本人だと思わなかった」と言われるほど自然な発音を身につけることができました。(それか態度がでかいかのどちらかの理由です。)
ニュージーランドのホテルで受付として働き、世界中からの顧客に英語で接客し、収入を得られるようになったことも、英語力の証明になるでしょう。

さらに現在はポーランドに住み、ポーランド語も学習中。言語学習者の気持ちや悩みをよく理解しています。だからこそ、リアルな視点で効果的な学習法をお伝えできます。
2.新しい言語習得の流れ
効率的な言語習得のためには、その流れを理解することが重要です。その上で、「インプット仮説」は役立つ考え方となります。
2.1.インプット仮説とは
言語学者スティーブン・クラシェンが提唱した第二言語習得理論です。
主なポイントは以下です。
+1 のインプット
今わかるレベルより、ちょっとだけ難しい内容に触れると上達する。
理解できるインプット
全部完璧にわからなくてもOK!だいたい意味がつかめれば十分。
インプットが先
たくさん聞いたり読んだりしてから、話せるようになる。
自然に覚える
文法を勉強するより、会話や読書の中で自然に身につける方がいい。
自分の周りで起きていることを理解するための道具として言語を使うときに、最も言語を習得できる、とも考えられています。
つまり、単語帳で意味を覚えるより、実際の会話を理解するのにその単語を使うほうが
効率よく記憶できるということです。
2.2.何回単語に触れる必要がある?
仮に「condescending(見下したような)」という英単語に初めて出会ったとします。
何回この単語を見たり聴いたりすれば、覚えたことになるのでしょうか?
この数を仮説的に明らかにしたのが研究がこの論文です。
この論文では、子供と大人で差はあるものの、一般的に約20回見たり聴いたりすることで、単語を習得できるとされています。
効率よく学習するには「だいたい意味がつかめる程度の会話や読書の中で」
20回単語に遭遇する必要があるのです。
そうなると、よくある語学学習アプリよりも
生きた会話をサブタイトル付きでみれるユーチューブビデオや海外ドラマ、ポッドキャストの方が
効率がよいことに気がつくでしょう。
2.3.感情を使って覚える
人間は感情的な生き物です。
嬉しい、悲しい、面白い、恥ずかしい、感動する、驚く、いらいら、、、、
このような感情をうまく使うことで新しい単語やフレーズを覚えやすくなります。
椅子に座って必死に覚えようとした "condescending(見下したような)" という英単語。
アメリカ人の友人の見下したような話し方にイライラし、それを英語で伝えようとした時に意味を調べ、初めて "condescending" を使った。
こちらの方が記憶に残ります。
2.4.五感を使って覚える
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。
どう使えばいいのでしょうか?
例えば、普段家の机から勉強しているなら
お気に入りのカフェに行ってカプチーノを飲みながら勉強してみる。
散歩しながらポッドキャスト聴いて勉強してみる。
レストランで食事しながら食べ物や飲み物の名前を調べてみる。
勉強は机に向かうだけではないのです。
3.英語学習で大切な3つのポイント
3.1. 毎日少しでも触れることを続ける
言語学習は長い道のり。短期間で一気に覚えようとせず、毎日5分でもいいのでその言語に触れる時間を作りましょう。
「1日で3時間勉強するより、毎日5分を36日間続ける」
多くのポリグロット(多言語話者)のアドバイスで一貫しているのがこれです。
3.2. 他人と比べない
「3年も勉強しているのにあの人より話せない…」と比べてしまう人は多いですが、環境や状況は人それぞれ違います。比べるのはやめて、昨日の自分と比べて少しでも成長したことを喜びましょう。
この考え方の強いところは、1日5分でもいいので言語学習をすることで確実に昨日の自分よりは成長することができるからです。なので失敗せず成功体験の積み重ねになります。
3.3. 自分のペースで楽しむ
無理に詰め込むより、好きな話題や興味のあるコンテンツで学ぶことが続けるコツです。楽しみながら学習しましょう。
また、教科書のように順番に勉強する必要はなく、気分に合わせて学習方法を変えるのが効果的です。
文法の気分でなければポッドキャストを聞いたり、飽きたら簡単な本を読むなど、自由に言語に触れ続けましょう。
実践的な英語フレーズの覚え方
ホテルのチェックインなど、よく使うフレーズは覚えてもすぐに口から出てこないことがあります。これは日本語で考えて英語に翻訳しているから。最初はそれでOKです。
大切なのは、フレーズを覚えたら実際に使ってみること。うまく通じた喜びや失敗した恥ずかしさなど、感情が伴う体験が記憶を強化します。
4.具体的なおすすめの英語勉強方法
4.1.効率的な単語・フレーズ暗記法「アンキボックス」

私がポーランド語学習でも実践しているのが「アンキボックス」という単語カードのメソッドです。
単語カードを5つのセクションに分ける
新しい単語は一番左のセクションに入れる
毎日カードをチェックし、正解したら右のセクションへ移動
5番目のセクションまで行ったら覚えたと判断しカードを卒業
間違えたら左のセクションに戻す
これを朝と寝る前に5分程度繰り返すだけで、効率よく記憶が定着します。
4.2.シャドーイングで発音とリスニング力をアップ!

Claudia DewaldによるPixabayからの画像
シャドーイングとは、聞こえた英語をすぐに真似して発声する練習法です。私もYouTubeの英語動画を使って実践しています。
おすすめのやり方は:
自分の好きなテーマ(例えばコーヒー)で英語動画を探す
英語字幕を表示して内容を理解する
聞こえた英語を口真似しながら繰り返す
身振り手振りや口の動きも真似して、俳優になった気分で楽しむ
これにより、耳が慣れるだけでなく、口の筋肉も鍛えられ、自然な発音が身につきます。
好きな海外ドラマや映画も最高の教材!
何度も見て内容を覚えている海外ドラマや映画は、英語学習に最適です。英語字幕で視聴し、好きなキャラクターになりきってセリフをシャドーイングしましょう。楽しみながら英語力を伸ばせます。
日常生活に英語を取り入れる工夫
英語のポッドキャストを聞きながら料理をするなど、英語に触れる時間を増やすのも効果的です。わからない単語はアンキボックスに追加して復習しましょう。
5.まとめ
毎日少しずつ英語に触れる習慣をつける
他人と比べず、自分の成長を喜ぶ
感情を伴う体験を通じてフレーズを覚える
アンキボックスで効率的に単語を暗記する
シャドーイングで発音とリスニング力を鍛える
好きなドラマや映画で楽しく学ぶ
日常生活に英語を取り入れて慣れる
私の経験とメソッドが、あなたの英語学習の助けになれば嬉しいです。ぜひ今日から少しずつ、楽しく英語に触れていきましょう!
Comments