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勉強や仕事で役立つ「記憶力を上げる」3つの簡単なステップ


記憶力を上げる

記憶力を上げるにはどうすればいい?そんな疑問に答えるべく、このブログでは「長期記憶」を鍛えるための具体的な方法を紹介します。頭に残る「学び方」を実践して、効率よく記憶力を高めましょう!



記憶には2種類ある


記憶には大きく二つ種類があります。


「短期的な記憶」

「長期的な記憶」


長期的な記憶


長期的な記憶は、考えたり物事を理解したりする上で重要だと言われています


長期的な記憶には、例えば「1192年に鎌倉幕府が成立した」といった歴史的事実や、「サンクコストバイアス」や「ネットワーク効果」といった概念やアイデアが含まれます。


こうした概念やアイデアの魅力は、最初は単独で存在しているように見える記憶が、時間をかけて長期的な記憶として蓄積されることで発揮されます。


一見無関係だったスキーム同士が結びついたり、共通点を見つけて新たなスキームを理解する助けになったりと、投資のように時間がたてば立つほど役に立っていき、さらに長期的記憶としても強いものになっていきます。

記憶の投資


短期的な記憶が長期的な記憶になるには


それには、短期的な記憶(Working Memory)がしっかりとプロセスされる必要があります。これをスマホに例えてみましょう。


記憶はスマホの充電に似ています。スマホが100%までしっかり充電されて初めて、長期的な記憶として定着します。


しかし、問題は私たちが使える充電器が「4つ」しかないということ。そして現代社会では、この限られた充電器にどんどん新しい情報(本、ポッドキャスト、映画、ツイートなどから)が流れ込んでくるのです。


その結果、充電が完了する前に情報が溢れ出し、長期的な記憶として定着しないまま忘れ去られてしまいます。


さらに皮肉なことに、私たちは新しい情報を消費しただけで「学んだ気になっている」という錯覚に陥りがちです。

短期記憶
充電されてないのにどんどんとスマホ(情報)だけが流れ込んでくる

マルチタスキングの罠


私たちがやりがちな最大の間違いのひとつが「マルチタスキング」です。タブをいくつも開きながら作業している人、いませんか?


実は、マルチタスキングとは「自分の集中を高速で切り替えているだけ」なのです。そして、集中のスポットライトが切り替わるたびに、スマホの充電がリセットされてしまいます。これでは、短期的な記憶が長期的な記憶に定着することはありません。





記憶力を上げるためにできること


新しい知識をしっかり長期的な記憶に残すためには、以下の3つのステップを試してみましょう。



ステップ1:Recall (思い出す)


読書や動画視聴をするとき、次々と次の章やエピソードに進んでいませんか?一旦ストップして、学んだことを思い出す時間を作りましょう。


例えば、本を閉じて30秒だけでも自分が学んだ内容を頭の中で振り返るだけで、記憶の定着率がグッと上がります



ステップ2:簡単に説明する(ファインマンテクニーク)


Richard Feynmanという人が考えた方法なのでファインマンテクニークとも言われます。


自分が学びたいことを、最終的には子供にでも分かるように自分の言葉でシンプル化してまとめる、そうすることで自分の長期的な記憶となる。というものです。


この時になるべく例え話を使ったり、ストーリーを使って説明するとさらに長期的記憶へと結びつきやすいです。


例えば、このブログでも「記憶をスマホの充電器に例える」ことでわかりやすく説明しましたね。


ステップ3:リピート(繰り返す)


多くの人は脳を何かアップロードしたらそれでずっと残るコンピューターのようなものと考えがちですが、それは大きな間違いです。


脳(記憶)は筋肉と同じです。筋肉を使わなかったらどんどんと劣っていきますよね?記憶も同じです。


例えば、1ヶ月の間に3日に1回くらいのペースで「Recall」「説明」「復習」を繰り返してみてください。1日で詰め込むより、少しずつ繰り返したほうがずっと効果的です。


1ヶ月間も!!


そう感じる人も多いかもしれませんが、それが現実のようです。


だったら毎回グーグルで調べればいいやん。と感じますよね?それもありだと思います。


人間の記憶には限界があるので、その必要とする情報にアクセスできる方法だけ覚えておく、とか。


僕の場合は、何か新しいアイデアやコンセプトを本やビデオで学ぼうとする時


消費した後にブログに自分の言葉でまとめます。自分の経験談を交えたりすることで、よりパーソナルなものへとします。


それをもとにライブランの担当セッションで自分の話言葉で伝えます。

これが長期的な記憶にするためにとても助かっています。

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