
僕はハイキングが好きです。
何で好きなの?何でハイキングするの?
そんなことは自分に聞いたことがないです。そもそも”好き”の定義は何なのか?それによっては本当に”好き”なのかどうかも変わってきますよね。ただ間違いなくこのハイキングという行為、ハイキング関連のメディアから自分が”ハッピー”になっているのは今までの自分の人生を振り返っても間違いないと思います。
今回は敢えて自分を客観的に観察して、なぜ自分はハイキング好きなのか?なぜハイキングに自分は魅力を感じているのかを分析してみました。
”フロー”の状態に最も入りやすい行動だから。
「フロー」とは、「時を忘れるくらい、完全に集中して対象に入り込んでいる精神的な状態」を指しています。ハンガリーの精神学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した言葉です。
皆さんも仕事や勉強をしていて、気づいたら時間の経過を忘れてめちゃめちゃ集中していた、なんて経験を1度はしたことがあるのではないでしょうか?生産性の面からだけでなく、この「フロー」の状態は幸福度とも深い関わりがあると言われています。
「フロー」の精神状態に入るためにはいくつか条件があると考えれますが、それが僕の場合はハイキングがピッタリなんだと考えました。以下が僕がハイキングを通してフローに入ることができる条件だと思います。
チャレンジングすぎず、簡単すぎない行動の繰り返し。(ひたすら歩く)
20分〜30分以上のアクティビティ。
障害となる騒音がない。
逆にハイキングであっても、この条件が揃っていないと「フロー」の精神状態には入れていないと考えます。例えば、友達とのハイキング、他のハイカーが多い混雑したハイキング、など。もちろん「フロー」に入れないだけであって、友達とのハイキングは他の僕をハッピーにしてくれる要因があります。
また、ハイキングだけではなく、僕の他の好きなアクティビティのことを考えてみても、ランニングや読書など「フロー」な精神状態に入ることができる、ということが共通しているということも発見しました。
プログレスを一番体感しやすいアクティビティだから。
自分を分析してみると面白いものです。
自分に本当に幸せを与えてくれるものの一つは、「Growth(成長)」だと感じました。
何か知らないことを学んだり、できなかったことをできるようになったり、RPGゲームをしたことがある人は、自分のキャラクターが技や魔法を覚えていきますよね、あの感覚が子供の頃から好きだったような気がします。
もちろん、マーベル映画を観たり、笑えるコメディを観たり、インスタグラムの投稿をスクロールして時間を過ごすこともありますが、これは「Happiness(幸せ)」ではなく、ただ単のアドレナリンラッシュだと最近気づきました。
話がずれましたが、この成長を一番シンプルにダイレクトに体感できるアクティビティがハイキングだと感じます。
数学の難しい問題を解いたり、卓球で変化球を練習したり、仕事で重要なプレゼンを準備したり、、
こういった行動も成長を導いてくれますが、シンプルではありません。
ハイキングという行動はほとんどの人ができることで、とてもシンプルです。
ただただ歩くのみ。
そして自分が成長をしているのか、前に進んでいるのかそれもとってもクリアです。
一歩一歩が成長と感じることができます。
地図アプリを使って今自分がどこにいるのかを見るのが好きなのも、この成長の証を目で見ることに喜びを感じているからだと思います。
また面白いことにも気がつきました。
僕は頂上での美しい眺めが例えなかったとしても、ハイキングが大好きです。
もちろん美しい眺めを見ることには感動を与えられますが、あまり頂上でのんびり時間を過ごすタイプでもありません。
こういったことから、成長のプログレスを一番シンプルに、ダイレクトに感じれるからこそハイキングが好きなのだと考えました。
森/山の匂い・音・色が好き。
これは5感のレベルなので、どこまで自分の分析が正しいのか正直分かりません。
もしかしたら人間のDNA的にこういったものからハッピーホルモンが出る仕組みになっているのかもしれませんね。
鳥の囀り、枝や地面を踏む音、木々が風で揺れる音。
こういった音があなたが好きなのかどうかを確かめるには、Airbnbのキャンプ版と言われる「Hipcamp」というスタートアップのこのビデオをイヤホンをつけて観てみてください。
特に朝早い時間帯の森の匂い、煙かな?語彙力がなく、言葉で表すことができませんが、たまりません。これは日本でも、ニュージーランドでも、ポーランドでも、どこでも嗅ぐことができ、嗅いだ瞬間、自分が幸せになるのを感じ取れます。これは音よりも何よりも明確に感じ取れることができるものなので、本当に自分の中では大切なものなんだと考えています。
最後に
もちろんこんなことを書いていますが、瞬間瞬間で
「ああ、まだ頂上までつかないのかよ。。」
「今日はハイキングやめておけばよかったなあ。」
と感じたことはたくさんあったんだと思います。
しかし、今こうやって振り返って分析をする限りでは、このようなネガティブな反応は本当はポジティブな印象に比べるととても微々たるものなんだと思います。
またこの分析は2021年8月現在のものなので、もちろん1年後、10年後、変わってくると思います。どう変わるかも楽しみではあります。
このブログを通して、ひとりでも「私もハイキングやってみようかな?」と思ってくれる人がいたら、それは僕のHappiness(幸せ)です。