ザコパネで夏満喫!タトラ山脈の絶景ハイキングとおすすめスポット
- 2025年1月15日
- 読了時間: 8分
更新日:2月13日

ポーランド南部に位置するザコパネは、タトラ山脈ふもとの山岳リゾート地だ。日本人には知られていないかもしれないが、夏には登山、冬にはスキーや冬登山を楽しむ観光客に人気だ。スロバキアとの国境にあるタトラ山脈は、スイスやイタリアの山岳地帯に負けないくらい魅力的な場所だ。
ザコパネとタトラ山脈の冬登山については以下のブログ記事みてほしい。
1.ザコパネの基本情報
ザコパネはポーランド南部タトラ山脈のふもとにある山岳リゾート地。登山やハイキング、スキーなどのアウトドアスポーツが豊富で、自然美あふれる絶景が楽しめる。伝統的な木造建築や民芸品、温泉も魅力のひとつ。

ポーランドとスロバキアの国境近くに位置し、標高約800メートルの高さにある。タトラ山脈自体はほとんどがスロバキアの領土。

山岳リゾート地なので、ホリデー時期(夏の7月から8月、クリスマスシーズン)はポーランド内の旅行客もとても多いので、人混みを避けて登山を楽しみたい場合は、ビエスチャディやカルコノシェなど別の山岳エリアをお勧めする。
ちなみに、タトラ山脈国立公園内では基本的に犬はNG。ポーランドのほとんどの山岳地帯では犬がOK。なのにここだけダメ。ただし1部を除いて。
また一言にザコパネ・タトラ山脈といっても大きな範囲になるので、数回に分けて訪れても楽しめるエリアだ。

2.交通手段・アクセス(バス、車、列車)

私はポーランド一番北のグディニャに住んでいるが、最近、グディニャからザコパネまで列車1本で行けるようになった。列車は(バスよりは)遅れにくく快適なので、私は列車を利用している。ただし、夏や冬のホリデーシーズンは非常に混み合うため、早めのチケット予約をおすすめする。チケット予約はこちら。
参考までにクラクフからザコパネへのアクセス
列車
所要時間は約3時間〜3時間30分で、料金は片道40〜70 PLN(約1,200〜2,100円)。列車は快適で、景色を楽しみながら移動できる。ただし、バスに比べて本数が少ないため、事前に時刻表を確認することをおすすめする。
バス
クラクフのバスステーション(MDAバスステーション)からザコパネ行きの直行バスが出ている。所要時間は約2時間30分〜3時間で、料金は片道約20〜30 PLN(約800〜1200円)。バスは頻繁に運行されており、旅行の時間帯によって選ぶことができる。
車
クラクフからザコパネまでは約110kmの距離があり、車での移動時間は約2時間〜2時間30分。主要な高速道路を利用するため、運転に慣れている方には便利な選択肢。レンタカーを利用する場合、道路状況や交通量によって若干時間が前後することがある。
3.タトラ国立公園・タトラ山脈の入園料金
タトラ山脈は国立公園なので入園料が必要。
主要な登山道に入り口にはチケット購入カウンターがあるが、ない場所もある。その場合はオンライン購入もできるので、スマホですませることもできる。公式サイトから購入可能。
4.おすすめスポット
カフェ:
本格的スペシャリティーコーヒーを楽しみたいならここ。お店の雰囲気もいいし、店員もフレンドリーで優しい。ここで飲んだフラットホワイトはすごくおいしかった。ポーランド内のイケてるカフェが焙煎した豆も購入できる。



宿泊施設・ホテル(民泊): Apartamenty & Pokoje MyWy

タトラ国立公園から300mのApartamenty & Pokoje MyWyは、登山を1番の楽しみにザコパネに来た人にはこれ以上ないほどの立地。私はシャワーとトイレ付きのプライベートのロフトの付きの部屋に泊まった。
庭、テラス、共用キッチンなども提供されていてるだけでなく、なんとコーヒーメーカーまであり、コーヒー好きにはピッタリの民泊。
夜遅く到着したにもかかわらず、ホストが温かく迎えてくれ自宅のようにくつろぐことがでた。息子さんが日本在住ということで、日本に親しみを持ってくれている方だった。
騒音に敏感な私だが、隣の部屋に他の宿泊客がいてもぐっすり熟睡できた。建物自体も新しく清潔だった。私が利用したのは2024年夏だったが、めちゃめちゃコスパよい宿泊施設だった。
注意点として、ザコパネの中心街から徒歩で30分以上かかるため、歩くのが苦手な方は駅からここまで来るのが大変かもしれない。
さらに、近くにスーパーマーケットがないため、到着したらすぐに中心街で必要なものを買ってからホテルに向かうことをおすすめする。
5.ザコパネ名物「Oscypek(オスツィペック)」
ザコパネの屋台でよく見かけるのが、タトラ山脈の伝統的な燻製チーズ「オスツィペック」。

樽みたいな形をしている燻製チーズ。羊乳から作られ塩辛く弾力がある。ビールのおつまみにぴったりで、焼いてクランベリーソースと一緒に食べる食べ方も人気。私もこの食べ方が一番好きだ。
6.おすすめのトレイル(登山コース)
ザコパネ・タトラ山脈は広範囲のため、1つの宿泊施設から全てのトレイルにアクセスするのは難しい。おすすめは、複数回訪れるか宿泊場所を変えながら登山を楽しむ方法。時間があれば長期滞在も検討してほしい。
Giewont(ギエヴォント):中級者向け

ギエヴォントは、標高1,894メートルの山でザコパネの象徴とも言われる一番人気なトレイル。「眠れる騎士」とも呼ばれ、地元の伝説や宗教的な象徴として知られている。その山々の形は横たわる人間のように見えると言われている。
山頂には高さ約15メートルの鉄十字が立ち、ポーランドのキリスト教信仰の象徴とされている。この鉄十字はポーランドのいろんな山の山頂でよくみかける。その度に思うのだが、誰がどうやって建てたのだろうと感心する。

ルートもいくつかあり、夏は初心者でも挑戦しやすいです。登山道の終盤には岩場を鎖を使って登る箇所があり、スリル満点の体験が楽しめる。ただし、山頂周辺は狭く、混雑するのが少し残念。それでもトレイルの後半は山の斜面を歩くので景色は最高。

2.Morskie Oko (モルスキエ・オコ):初心者向け

モルスキエ・オコはポーランド屈指の美しい湖で、「海の目」を意味する標高1,395メートルの氷河湖だ。湖の背景にはポーランド最高峰リシー山(2,503メートル)がそびえ、天気がいい時には湖面にその姿が映る神秘的な景色が楽しめる。
ザコパネからはバスや車で駐車場まで行き、そこから8キロのコンクリート道を歩く必要があるが、道中は観光客が多く静かな雰囲気ではない。
バスの本数はまあまああったが、大きなバスではないのでチケットをオンラインで購入することをおすすめする。バス乗り場はここ。15分前にはバス停で待つ必要がある。
湖に到着すると周囲にトレイルがあり、左側に進むと傾斜のある丘がある。そこを登れば湖を見下ろす絶景が楽しめるのでおすすめ。

登っていくとさらに山の溝に水が溜まってできたTarn(山中の湖)もあるのでそこも神秘的。

もちろんここから山に登ることもできるが、帰りのバス時間をチェックすることも忘れずに。
3.Kasprowy Wierch(カスプロヴィ・ヴィエルフ):初心者向け
*ロープウェイを使わない場合は中級者向け

カスプロヴィ・ヴィエルフ (Kasprowy Wierch) は標高1,987メートルの山。ロープウェイで山頂まで行き、山頂を歩き回ることができる。晴れた日にはポーランドとスロバキアの壮大な景色を楽しむことができる。ちなみにカスプロヴィ・ヴィエルフからの冬の眺めがこちら。




人も多いが、山頂が広いので問題なし!
アクセスとロープウェイ
クズニツェ (Kuźnice) から出発するロープウェイが便利。このロープウェイは1936年に建設され、乗車時間は約20分で、途中の景色もなかなかなもの。料金は往復で139ズウォティ(およそ5,200円)なので安くはないが価値はある。

季節や天候により異なるが、通常は朝8時頃から夕方まで運行しておりオンラインで事前予約もできる。私が行ったのはちょうど繁忙期の終わりくらいだったが、すんなり乗れた。
もちろんロープウェイを使わずに登ることもでき、所要時間はおよそ3時間。

ドリナ・ホホウォフスカ (Dolina Chochołowska)は、広大な自然美と静けさが美しい谷。羊もいるのでメルヘンな風景でも知られている。タトラ山脈で唯一犬オッケーな場所でもある。
アクセス
最寄りの駐車場はシヴァ・ポロナ (Siwa Polana) で谷の入り口にアクセス可能。シェロニツァへはザコパネから車で約30分。徒歩でもアクセスでき、道はコンクリートではないため快適だった。

山岳ルートとの接続
ドリナ・ホホウォフスカは他のハイキングコースともつながっており、周辺の高峰や湖を目指すアクティブなハイカーにも最適。実際私も物足りずここから山へと登った。

そのほかにも登山上級者向けのトレイルも多くありこちらのブログでトレイルをいくつか紹介しているので参考にしてほしい。



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