絶景&猫好き必見!世界遺産・コトルの街歩きとハイキングの楽しみ方
- ptakuyap15
- 3月19日
- 読了時間: 6分

モンテネグロで見逃せない世界遺産が「コトル」。中世の雰囲気が色濃く残る城塞都市で、美しい街並みと絶景、そして至るところに暮らす猫たちが訪れる人々を魅了します!本記事では、コトル旧市街の街歩きや美しい絶景が楽しめる「ラダー・オブ・コトル」ハイキングの楽しみ方、を紹介します!
1.コトルってどんな場所?

コトルは、モンテネグロ南西部に位置するアドリア海沿いの美しい港町です。入り組んだ湾と山々に囲まれたその風景は「ヨーロッパ最南のフィヨルド」とも呼ばれます。
魅力は、中世の雰囲気を色濃く残した世界遺産にも登録された旧市街(コトル旧市街)。石畳の細い路地が迷路のように張り巡らされ、歴史ある教会や広場、そしてオレンジ色の屋根が並ぶ街並みが訪れる人々を魅了します。



そして、コトルといえば猫の街としても有名! いたるところで気ままに歩き回る猫たちの姿が見られ、猫好きにはたまらないスポットです。
さらに、ハイカーには「ラダー・オブ・コトル(Ladder of Kotor)」と呼ばれる登山ルートもおすすめ。かつてはオスマン帝国とコトルをつなぐ重要な道だったこのルートでは、コトル湾と旧市街を一望できる壮大な景色が広がります。
2.コトルへのアクセス
様々な方法でコトルへ行くことができますが、一番主要な方法がモンテネグロの首都ポドゴリツァから2時間半で着くバスでしょう。
バス情報はBusticket4me を使うことをおすすめします。
私たちのように歩くことが好きである場合、隣町ツェティニェ(Cetinje)からロブチェン山国立公園(Lovcen National Park)を通ってコトルを目指す29kmのルートをお勧めします!
3.ハイカー向けのプラン
3.1 ポドゴリツァ空港からポドゴリツァの街まで
とても小さな空港なので飛行機を降りてから外に出るまで短時間で済みます。
空港にてSIMカードをゲット。モンテネグロはEU圏内ではないので、「EU内のローミング料金撤去」対象外。なのでヨーロッパの他の国のSIMでは通用しません。SIMカードは、500GBで10ユーロで購入。モンテネグロにいる間スピードなど全く問題ありませんでした。500GBはどう頑張っても7日間で使いきれないくらいです。
空港からポドゴリツァのバス停まではタクシーを利用。空港前にタクシーは多く、すぐに乗車できました。バスや電車はなく、タクシーが唯一の移動手段となります。15〜20分で到着し、料金は12ユーロのところを10ユーロに値切ってもらいました。
3.2. ポドゴリツァからツェティニェへバスで移動

(c) pixabay
ポドゴリツァはモンテネグロの首都ですが、正直そこまでぱっとしませんでした。笑
バスチケットはオンライン購入も可能ですが、当日に問題なく購入できたというブログ記事を参考に予約はしませんでした。バスの時刻表はBusticket4meが便利です。
バスはシャトルバスのようなタイプで、モンテネグロの山道はカーブが多く車酔いしやすいので、酔い止めがあると良いと思います。

バスというよりはシャトルバスでの移動になります。
3.3 ツェティニェからロブチェン国立公園をハイキング

ロヴチェン国立公園を経由してコトルまでのハイキングコース(約28.6km)は、最初は道路を歩くので退屈に感じるかもですが、ロヴチェン国立公園も楽しめるルートです。途中にレストランやトイレもあるため、初心者でも比較的安心して挑戦できます。
ハイキングの準備
朝9時ごろ、ツェティニェを出発!この日は日曜日でスーパーマーケットがすべて閉まっていたため、食料を調達できるか少し不安でした。しかし、幸運にもベーカリーを発見し、大きなパンをゲット!なんとこのボリュームで 0.6ユーロ(約78円) という驚きの安さ。さらに、レストランでエスプレッソショットを飲んでエネルギーチャージ完了!

ロヴチェン国立公園へ向かう道のり
公園に到着するまでは道路沿いを歩くルートは退屈にも感じましたが、飛行機とバスの移動で歩くことができなかったフラストレーションがあったからか、楽しく歩けました。

ツェティニェの街に映えるクールなペイントを発見。

車と近くなるところもあるので気をつけて。
ロヴチェン国立公園のバーで休憩
公園内には宿泊施設やレストランもありますが、ふらっと立ち寄れるカフェ&バーでひと休み。ここでモンテネグロの地ビールを初体験!冷えたビールが疲れた体に染み渡り、最高に美味しい!

また、インフォメーションセンターでは、大柄で気さくなおじちゃんと会話。どうやらモンテネグロの人々はポーランドに親しみを持っているらしく、「ポーランドは素晴らしい国だよ!」と嬉しそうに語っていました。旅先でのこうした交流も、ハイキングの醍醐味ですね。
さあ気を取り直して歩き続けるとコトルの街が見えてきました!この瞬間はテンションがあがりました。

ラダー・オブ・コトル(Ladder of Kotor)

ここからは有名な「ラダー・オブ・コトル(Ladder of Kotor)」と呼ばれる登山ルートを下っていきます。かつてはオスマン帝国とコトルをつなぐ重要な道だったこのルートは、はしごのようにギザギザのルートをずっと降りていきます。
降りていく間ずっとコトル湾と旧市街を一望できるので最高に景色はいいです!
こんな感じでひたすらギザギザルートを降りていきます。

そしてとにかく牛がたくさんいました。
とてもマイペースな牛達だったので、道を塞がれて待ちぼうけになってしまうこともありました。笑


ちょうど夕焼けの時間になって、サンセットもみることができて最高でした。

29km近く歩くのはちょっと、、、という場合はもちろんコトルからラダー・オブ・コトルに登っていくことが可能です。
4.コトル旧市街散策の魅力

コトル旧市街は、中世の雰囲気が色濃く残る美しい城塞都市。ヴェネツィア共和国の統治下にあった歴史を感じさせる石造りの建物や、迷路のように入り組んだ石畳の小道が魅力です。時間がゆっくり流れるこの街を歩けば、まるでタイムスリップしたかのような気分に。
4.1.歴史と文化が息づく街並み

旧市街の入り口である西門(シーゲート) をくぐると、すぐに目に入るのが時計塔。17世紀に建てられたこの塔は、コトルの象徴的存在です。さらに奥へ進むと、 聖トリプン大聖堂 や 聖ルーク教会、 聖ニコラス教会など歴史的建造物が点在し、コトルの長い歴史を感じることができます。
4.2.猫好き必見!“猫の街”コトル

コトルは”猫の街”としても有名。旧市街を歩いていると、至るところに可愛らしい猫たちがのんびりとくつろいでいます。猫たちは人懐っこく、地元の人々にも大切にされているのが伝わります。お土産屋には猫グッズがたくさん並び、猫好きにはたまらないスポットです。

元々は溢れかえるネズミや蛇の駆除用にコトルに連れてこられた猫。これがうまくいったようで、コトルの人々は猫を幸運の象徴とも考えるようになりました。
知らぬ間に数も増え、コトル地元の人も愛する街の象徴になったようです。

街の真ん中には野良猫達が寝る猫の家もいくつかあります。人間慣れもしていて、近づいても怖がらずかわいいです。
5.まとめ
コトルは、ユネスコ世界遺産に登録された歴史的な街並みと壮大な自然が魅力の街です。猫の溢れる街歩きや手軽なハイキングも楽しめます。ぜひ訪れてみてください。
街のサイズとしてもちょうど良いので1日でも十分楽しめます。
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