映画『ナルニア国物語』の舞台?ポーランドの隠れた絶景スポット!ストウォヴェ山脈で非日常体験

ポーランド南西部、チェコとの国境沿いに位置するナロドビ・グル・ストウォビフ公園。
最大の魅力は、標高919mの山頂に広がる「岩の迷宮」と呼ばれる不思議なポーランドの隠れた絶景スポットです。
長年かけて自然が作り上げた岩の造形はまさに芸術。マッシュルームやゴリラの形をした岩々が迷路のように並び、まるでドラクエの世界を味わえます。
ポーランド旅行で大自然を満喫したい方には、ぜひ訪れてほしい穴場スポットです。
はじめに:ストウォヴェ山脈とは?
ストウォヴェ山脈は、ヨーロッパでも珍しい「卓状山地(テーブル状の山地)」の風景が広がる特別な場所です。
映画『ナルニア国物語』の撮影地にもなったことで知られ、映画の世界そのもののような雰囲気を味わえるスポットとしても人気を集めています。
監督 アンドリュー・アダムソン氏 は、「岩の迷宮」に魅了され、第1作目ではニュージーランドのスタジオにこの風景を再現したセットを作りました。続く第2作目では、ついに実際のロケ地として撮影が行われたのです。
ポーランドの隠れた絶景スポット:ストウォヴェ山脈トレッキングの見どころ
見どころはいくつかありますが、高い山でもないので1回の登山で全てみることができるはずです。
我々が行ったトレッキングは20kmと長めですが特に経験や装備がなくても問題なく楽しめる、初心者にも優しいトレッキングです。
クドヴァ・ズドルイの町から登山道まで一応バスもあるので、バスを使えばもっと距離は短くなります。
①冒険は骸骨だらけの礼拝堂から始まる。
スタート地点となる町、クドヴァ・ズドルイ(Kudowa-Zdroj)の町には頭蓋骨やそのほかの骨3000体分が壁や天井に組み込まれた、チェルムナの骸骨礼拝堂があります。

骸骨礼拝堂は1776年、チェコのヴァツワフ・トマシェク神父によって建てられました。
この礼拝堂には、18世紀の戦争やコレラで亡くなった約3000体の頭蓋骨や骨が壁や天井に組み込まれ、床下には2万から3万人分の遺骨が納められています。
トマシェク神父は1784年までの約8年間、洪水で散乱した簡易埋葬された遺体を拾い集め、消毒してここに納骨しました。
この納骨堂は、多くの人々や戦場の将兵が敵味方なく葬られていることから、人生の儚さを教えてくれます。
残念ながら、私たちが訪れた日は閉館日でした。
②バシュトゥィ・スカルネ(Błędne Skały) – 岩の迷宮

まるで異世界に迷い込んだかのような巨大な岩の迷路が広がるエリアです。
狭い岩の隙間を抜けながら進むスリリングなトレイルは、まさに冒険気分!

きっと大きな荷物とか背負ってたら普通にハマっちゃいそうなくらい狭い道を進むところもあります。閉所恐怖症にはおすすめできないかも。。。

冒険感満載のトレイルは楽しい!子供連れも多いですので、初心者でも大丈夫です。
② スチョジュ・グルィ(Szczeliniec Wielki) – 山頂からの絶景

ストウォヴェ山脈の最高峰(標高919m)で、360度のパノラマビューを楽しめる人気の展望スポット。頂上までのトレイルはしっかりと整備されており、初心者でも挑戦しやすいルートです。

ストウォヴェ山脈へのアクセス
観光の拠点となる最寄りの都市**クドヴァ・ズドルイ(Kudowa-Zdrój)**をはじめ、ワルシャワやクラクフからのアクセス方法を紹介します。
最寄りの都市:クドヴァ・ズドルイ(Kudowa-Zdrój)から登山口への行き方
• バス:クドヴァ・ズドルイのバス停から、**バシュトゥィ・スカルネ(Błędne Skały)やスチョジュ・グルィ(Szczeliniec Wielki)**行きのバスが運行(所要時間:約20〜30分)
• タクシー:町から登山口まで約15分
• ハイキング:麓の村から徒歩でアクセス可能(片道約1時間)
ワルシャワやクラクフからのアクセス
電車 + バス
ワルシャワやクラクフからは、鉄道を利用して近隣都市まで移動し、そこからバスやタクシーを利用する方法が一般的です。
• ワルシャワ発:ワルシャワ中央駅 → ヴロツワフ駅(Wrocław Główny)(所要時間:約3.5時間)→ クドヴァ・ズドルイ行きのバスあるいは電車。
• クラクフ発:クラクフ中央駅 → クウォツコ(Kłodzko)駅(所要時間:約3時間)→ クドヴァ・ズドルイ行きのバスあるいは電車。
ヴロツワフまで、クウォツコまではPKP InterCityでチケット購入・予約をおすすめします。
ストウォヴェ山脈のトレッキングの様子をビデオにもまとめたので、よかったら参考にしてみてください!
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