ポーランドで山登りというとまず初めに名前が挙がるエリアはタトラ山脈(Tatra Mountains)のあるZakopane(ザコパネ)ですが、ビェシュチャディ山脈(Bieszczady Mountains)もハイキング・自然好きにはおすすめのエリアです。Zakopaneよりも人が少ないので静かです。
ポーランドだけではなく、スロバキアとウクライナとの国境に位置するBieszczady Mountains。
ポーランド・スロヴァキア・ウクライナ3カ国の国境が山頂で交差しているところもあります。
Bieszczadyはポーランド人にとってはヒッピーなエリアというイメージがあるようで、仕事を辞めて全て売り払ってBieszczadyに移り住んで静かに暮らそうと決めた人のことを表す言葉(Zakapior Bieszczadzki)があるくらいです。
またBieszczadyではウルトラマラソンも開催されています。
そんなビェシュチャディ山脈でのハイキングについてのブログです。
YouTube Liveでもシェアしました。
なぜ行くべき?
Tatra Mountainsより人が少なく静かで多くのトレッキングコースがあるエリアだから。最高峰が1,375mなのでそんなに高山ではない。)たくさんの山がつながってあるので縦走が楽しめる。
ヒッピーなエリアだから。
秋は紅葉がとても綺麗だから。
ハイキング初心者でも上級者でも楽しめるから。
他のツアーリスティーなところに比べるとフードやドリンクが安いから。
行き方
グダニスク(Gdansk)からワルシャワ(Warsaw)まで電車。
ワルシャワ(Warsaw)からFlixBus夜行バスを使ってウスチェキ ゴルゴルネ(Ustrzyki Gorne)という村まで行きました。
バスはこちらのウェブサイトを使って見つけました。
電車ではサノク(Sanok)という街までしかいけないのでバスを使う必要あります。
夜行バスなのですが、日本の夜行バスをイメージしていると、、、全く違いました。
トイレは完備されていて、席もそんな狭くなく、(日本ほどではないですが)綺麗、それはいいのですが、なんとも騒がしい。
誰が騒がしいのか、バスドライバー。
深夜前に出発して、午前10時すぎに目的地に着くまでずーと音楽が騒がしく流れていました。
またドライバーが二人体制で交互に運転していたのですが、二人の会話がなかなか終わらない。(笑)
そのため全く眠ることができず、、
たまたま私が利用した夜行バスだけがこうだったのかもしれませんが、もうポーランド夜行バスは乗らないかな〜。。
宿
ヴォウォサテ(Wołosate)という村に民泊を見つけて泊まりました。
Ustrzyki Górneにホテルなどがあるのでこちらに泊る方がメインのようですが、
登りたい山のトレイルの入口に近いし、静かなのでWołosateに泊まってよかったです。
Wołosateにある、というか唯一のバー&レストランのピザがメチャメチャ美味しかったです。ビールも私が住んでいるGdanskよりも安く、ハイキング後にここでピザとビールを楽しみました。
チェックイン後にパワーナップをとって早速ビエスチャデ山脈最高峰のタルニツァ(Tarnica)目指してハイキングスタート。
国立公園なので入園料がとられます。入場料はオンラインでも支払うことができました。
距離:10.68 km
高度ゲイン:611 m
時間:3:32:23
ウォーターリソース:なし
国立公園なので入園料がかかります。カードでも支払えました。
子連れもいるくらいなので難易度は低いです。
最初の4分の3を森の中で残りの4分の1が山肌を歩いて行くコースです。
山頂はとっても風が強いです。Bieszczadyエリアの山は風が強いことでも有名のようです。
山頂あたりでサンセットを見ることができました。
距離:34.22 km
高度ゲイン:1,449 m
時間:10:08:30
ウォーターリソース:なし
朝ご飯はUstrzyki GórneにあるZajazd Pod Caryńskąというホステルのビュッフェ形式のブレックファストを。ポーランド料理のジュレックというスープも美味しかったです。日曜日だったので空いているショップはなく、食べれるだけ食べ蓄えました。
複数の山を縦走するというハイキングプランでした。
とにかく風が強い。
Wielka Rawkaのあとはウクライナとの国境線をずっと歩いていく予定にしていました。
国境線にはそれぞれの国旗の色のポールが立てられています。警備員などが立っているわけではありませんが、山の国境線をグリーンボーダー (Green border) と言われていて、ここから入国することは違法です。なのでウクライナの側はあまり入らないようにしました。
マップでみると国境線をずっと歩いていけるようになっていましたが、まったく整備されていない状態でした。さらにこの日がなんとウィンタータイムの1日目ということで、1時間日の入が早くなるということもあり、途中で下山を開始することにしました。
個人的にはもっと歩いて行きたい葛藤もありましたが、暗くなるのがとても早かったために良い決断ができたなと思います。
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