オーストリアの山ならヒンターシュトダー|穴場村が教えてくれた「選択肢が少ない旅」の魅力
- Takuya Sakoda

- 5 日前
- 読了時間: 4分

世界中で私が一番好きな場所のひとつ、と言い切れる。
ヒンターシュトダー(Hinterstoder)というオーストリアの小さな村を知っている人は少ないと思う。でも知ってしまったら、なぜこんなに有名じゃないんだろうと不思議に思うはずだ。本格的な山岳ハイキングができるだけではなくハイキングに自信がない人でも見ることができる美しい湖もある。
オーストリアの山が楽しめる穴場:
ヒンターシュトダー(Hinterstoder)ってどこ?

オーストリア中部のオーバーエスタライヒ州にある小さな山岳村だ。首都ウィーンやザルツブルクから車で約2時間〜2時間半の距離にある。最寄りの主要都市であるリンツからは南へ約1時間の距離。
観光客が少ない穴場スポット。レストランやカフェ、スーパーマーケットを含む建物の数も少なく人も少ない。のんびりゆっくりと時間が流れていく雰囲気も魅力的だった。
村の中を流れる川はアルプスから流れてくる水でコバルトブルー色が綺麗だったのが印象に残っている。また山の湧水がそのまま飲めて、とても綺麗で美味しかった。

選択肢が少ないことの心地よさ
この村に着いてまず気づいたのが、何もかもが「一択」だということ。
コーヒーが飲みたければ角のカフェに行く。そこ以外にカフェはない。食料を買いたければ2ブロック先のスーパーに行く。それだけだ。
ハイキングの後って疲れているので、そのときにGoogleマップを開いて「さあどこで食べようか」ってなると、レビューを読んで、値段を確認して、メニューをチェックして……それだけでもうヘトヘトになってしまう。
ヒンターシュトダーにはその疲れがない。選択肢がないことって不便に思われがちだが、旅の中ではこれがむしろ贅沢だと感じた。シンプリシティの魅力だ。
もちろん小さな村だからこそ注意しないといけないポイントは、ほとんどのお店は18時には閉まるので夕食は早めに済ませるか、事前に買っておく必要がある。のんびりしていると何も食べられなくなる。

オーストリアで最も美しい湖のひとつ — Schiederweiher Lake

オーストリアのテレビ番組で「オーストリアで最も美しい湖」を受賞したことがある湖がSchiederweiher Lake(シーダーヴァイアー湖)だ。
人造湖ではあるのだが、それを忘れさせるくらい美しい。町から歩いて行けるので準備や装備がなくても誰でも気軽に訪れることができる。ハイキングのついでに立ち寄るのも良いし、ただのんびり湖畔を歩くだけでも十分楽しめる。
Großer Priel(2,515m)ハイキング

ヒンターシュトダーのハイキングのハイライトはこれだ。
標高2,515mの山頂を目指すルートで、途中はヴィア・フェラータ(岩場に固定された金具・はしご・チェーンを使って進むルート)になっている。ちょっとスリリングだが、それも含めて楽しい。
頂上からの眺めは言葉にならない。登ってきた苦労が吹き飛ぶような景色が待っている。脚に自信がある人にはぜひチャレンジしてほしいコースだ。私たちが訪れたのは9月の終わりで,標高1,500m付近を超えると雪が積もっているような状態だった。




Großer Priel以外にも村から登ることができるトレイルがいくつかある。残念ながら私たちが滞在していた時期は動いていなかったが、村からはケーブルカーも出ているので、ケーブルカーに乗った登った地点からできるトレイルも楽しそうなので次回はチャレンジしたい。
ヒンターシュトダーのまとめ
オーストリアに行くならウィーンだけで満足するのはもったいない。
ヒンターシュトダーのような場所は観光ガイドにはあまり載っていないが、だからこそ本当の意味で「旅した」感覚が残る場所だと思っている。
静かな山村でシンプルな時間を過ごしたい人に自信を持っておすすめする。























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