ポーランドのスーパーで買えるおすすめビール!激ウマなクラフト・ノンアルの世界
- Takuya Sakoda
- 1 日前
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更新日:11 時間前

ポーランドといえばウォッカのイメージが強いが、実は隠れたノンアルビール大国だ。EU生産量第4位。しかもその市場規模、わずか4年で267%増(=3.6倍)という爆発的な成長を遂げている。 日本のノンアルの常識を覆すほどクオリティが高い現地のビールは、お酒が弱い人はもちろん、お土産にも最適だ。今回は、ポーランドのスーパーで気軽に買える、おいしいノンアル・クラフトビールを写真付きで紹介。
1. なぜポーランドの「ノンアル・ビール」がおすすめなのか?

理由①:衝撃的なコスパの良さ
ポーランドのスーパーでは、一般的な定番ビールが1缶約3〜4 PLN(約120〜160円)で買える一方、クオリティの高いクラフトノンアルビール(PintaやTrzech Kumpliなど)もスーパーなら1本あたり約5〜10 PLN(約200〜400円)という、ヨーロッパの他国や日本と比べても衝撃的な安さで手に入る。
理由②:スーパーごとに異なる「出会い」と「安心感」
スーパーの場合いく日によって、全く違う買い物の楽しさがあるのも魅力だ。
Biedronka(ビエドロンカ)やLidl(リドル):格安スーパーでは、行くたびに毎回違う銘柄がスポットで置いてある。まさに「毎回違うビールとの出会い」を宝探しのように楽しめるのが魅力だ。
Auchan(オーシャン)などのメガスーパー:大型店舗では品揃えが安定しており、そのバリエーションはすごい。お気に入りの定番ボトルを確実に見つけるもよし、新たなビールを発掘するのもよし。

2. スーパーで買える!おすすめノンアル・クラフトビール厳選レビュー
今まで飲んだノンアル・クラフトビールで個人的に美味しかったものを紹介。ほんとにこれでノンアル?とびっくりさせられたものばかり!
①ARTEZAN - COŚ JAKBY Bezalkoholowe Hazy IPA★筆者イチオシ!

購入した場所:Lidl
クラフトビール界のパイオニア「ARTEZAN(アルテザン)」が本気で造ったノンアルコールHazy IPA。濁りのあるボディから溢れるトロピカルフルーツのようなジューシーなアロマと、オーツ麦由来のまろやかな口当たりが特徴。IPA独特の苦味がちょうど良くて美味しい!ちなみに「COŚ JAKBY」はポーランド語で「〜のようなもの」という意味。遊び心溢れるネーミングもチャーミングだ。
②TRZECH KUMPLI - Bezalko.Ø Citrus APA ★筆者イチオシ!

購入した場所:Auchan
ポーランド屈指の実力派クラフトブルワリー「Trzech Kumpli(トゥシェフ・クンプリ)」が手掛けるノンアルコールAPA。結論から言うと、最近出会った中では間違いなく「今まででベスト」と言えるノンアルビールだ。
グラスに注ぐと、ほんのりと爽やかなシトラスの香りが立ち上る。一口飲むと、心地よいと感じる絶妙なバランスのビターさが口いっぱいに広がり、後味はすっきりと抜けていく。これでアルコール度数「0.0%」はすごい!!ノンアルの物足りなさを一切感じさせない大傑作であり、ポーランドで見かけたら絶対に確保してほしい。
ちなみに「Trzech Kumpli」のビールはハズレが少なく個人的に信頼しているブルワリーのひとつだ。
③TRZECH KUMPLI - Unplugged Nitro Oatmeal Stout ★至高のノンアル黒ビール!

購入した場所:Auchan
IPAやフルーティなビールが並ぶノンアル界において、異彩を放つのがこの「Unplugged(アンプラグド)」だ。筆者イチオシのTrzech Kumpliが造る、贅沢なオートミールスタウト(黒ビール)のノンアルコール版である。しかも、パッケージには「Nitro(窒素)」の文字。 グラスに注ぐと、窒素ガスならではのクリーミーで非常にきめ細やかな泡が立ち上る。ローストされた麦芽の香ばしいコーヒーやカカオのような風味、そしてオートミール由来のトロリとした濃厚なコクと滑らかな口当たりは、まさに本物の極上スタウトそのもの。「ノンアルの黒ビールなんて、味が薄くて物足りないのでは?」なんて予想を覆すくらいしっかりとした味だ。ノンアルの可能性に驚かされたビール。
④Browar Za Miastem - Dzień Dobry (American Pale Ale)

購入した場所:Auchan ・Dużo Ben
個人的にデザインが一番好きなブルワリー。思わず「可愛い!」と手に取ってしまう、アライグマのイラストが目印の一本。「Browar Za Miastem(ザ・ミアステム)」が手がける、アメリカン・ペールエール(APA)のノンアルコール(微アルコール 0.5%未満)だ。名前の「Dzień Dobry(ジエン・ドブリ)」は、ポーランド語で「こんにちは」を意味する。APAらしいホップの上品な柑橘香がフワッと広がり、苦味もマイルドで非常にバランスが良く、飲み手を選ばない。ちなみに「Za Miastem」のビールはどれも動物のデザインになっている。並べてもおしゃれだ。
⑤AMBER- Białe Bezalkoholowe (Ze Skórką Pomarańczy)

購入した場所:トレラン大会の参加賞で(Auchanでも見つけることができるはず)
伝統ある「Amber(アンバー)」ブルワリーが造る、オレンジピール(オレンジの皮)入りの白ビール(ヴァイツェン)系ノンアル。 苦味が非常に控えめで、バナナや洋梨を思わせるフルーティな香りと、オレンジピールの爽やかな後味が鼻から抜ける。個人的にはビールの苦味が好みなので、物足りなく感じたが、逆に苦味が好きでない人にとってはおすすめだ。
⑥INNE BECZKI - JINX Hazy Grape Free IPA

購入した場所:Auchan
ポップでアートなラベルが目を引く「Inne Beczki」のHazy IPAボトル。を開けた瞬間に広がるのは、みずみずしいマスカットの香りと、ほんのりとしたバナナ感。味わいは上品なワイン系というよりも、どこか懐かしい「グレープガム」に近い仕上がりだ。非常にフルーティで飲みやすいが、IPA好きの筆者個人の本音としては「もう少しIPAらしいホップの渋みが欲しい」と感じる部分もある。ビールの苦味が苦手な人や、一風変わったフレーバービールを試したい人には間違いなく刺さる1本だ。
⑦Miłosław Bezalkoholowe IPA ★クラフト外でNo.1の神コスパ!

少しこだわったクラフトビール系ではなく、より一般的で伝統的な中堅ブルワリーが手がける定番ブラン「Miłosław(ミウォスワフ)」のノンアルコールIPA。これが、「クラフト系ではない普及帯のノンアルIPA」の中で、筆者が最も愛している1本だ。柑橘系のフルーティな香りとIPAらしいしっかりとした苦味が特徴。何より最大のメリットは、「どこでも買える手軽さ」にある。 大手のスーパーはもちろん、小さなコンビニ(Żabkaなど)や街の商店でも高確率で置いてあるため、旅先で「今すぐ美味いノンアルIPAが飲みたい!」となった時の頼れる相棒だ。価格もクラフト系よりさらに手頃で、日常使いに完璧な1本である。ビターさが強めなので、苦味が好きでない人は避けたほうがいいかも。
⑧Miłosław Bezalkoholowe Matcha & Yuzu ★日本が香る!?超変わり種

購入した場所:ジャブカ
最後に、ポーランドのノンアル市場の多様性を象徴する、超個性的な「変わり種」を紹介。同じく「Browar Fortuna」から出ている、なんと抹茶(Matcha)とゆず(Yuzu)を使ったノンアルコールビールだ。「ビールに抹茶とゆず?」と、日本人なら一瞬ギョッとする組み合わせだ。正直に言うと、口に入れた瞬間に「めちゃくちゃ美味い!」と感動するようなタイプではない。しかし、ゆずの酸味と抹茶特有のほろ苦いコクがビールのベースと絶妙に混ざり合い、「あ、これはいけるな」と思わせる不思議な魅力がある。さすがにホップ感の強いIPAなどとは勝負できないが、個人的には「そこそこ好きな味」として楽しく飲める1本だった。旅のネタとしてぜひ一度スーパーで手に取って挑戦してみてほしい。
4. どこで買う?ポーランドでノンアルビールを探すコツ

ポーランドには多数のスーパーやショップがあるが、自分のニーズに合わせて使い分けるのが賢い方法だ。まずは以下の基準で選ぶと間違いない。
ちょっと高くても豊富なデザイン(クラフト銘柄)から選びたい >> Duży Ben(専門店)
手っ取り早く、とにかく安く買いたい >> Lidl(リドル) / Biedronka(ビエドロンカ)
最安ではないし種類も少ないが、今すぐ冷えたやつを早く飲みたい >> Żabka(ジャプカ)
圧倒的に豊富な種類・ストックから選びたい >> Auchan(オーシャン)
各ショップの特徴と攻略法
酒類専門店『Duży Ben(ドゥジ・ベン)』

「せっかくなら珍しいクラフトノンアルを飲みたい」「ジャケ買いを楽しみたい」という場合は、赤の看板が目印のここへ行くのが大正解だ。スーパーとは比較にならない圧倒的なクラフトノンアルの品揃えを誇る。
格安スーパー『Lidl(リドル) / Biedronka(ビエドロンカ)』
とにかく安く手に入るのが魅力。行くたびにスポットで置かれているクラフト銘柄が異なるため、毎回新しいビールとの出会いを楽しめる宝探しのような場所だ。
コンビニ『Żabka(ジャプカ)』
街のどこにでもあるため利便性は抜群で、しっかり冷えたボトルが手に入る。ただし、店舗面積が狭いためクラフトノンアルの品揃えはかなり少ない。定番のジュース系ノンアルなどはあるが、こだわり派には少し物足りない。
メガスーパー『Auchan(オーシャン)』

超大型店舗ならではの安定した品揃えが強みだ。お気に入りの定番ボトルを確実に、かつ安くストックアップ(まとめ買い)したいときはここ一択である。
余談ですが、夏の間はポーランドの駅前やショッピングモール近くや広場などで、ノンアルビールのサンプルを配っているところをよくみかける。見かけたら恥ずかしがらずにもらいにいこう!

また、同じスーパーで手に入るものとして美味しいスナックなスイーツも自分用でもお土産用でも魅力的なものが多い。それに関しては以下の記事を参考にしてほしい。
本記事のデータ・分析の出典(参考文献)
参考論文:
Kamińska, A., Dmowski, P., Marjańska, E. (2024).
"Availability Conditions as a Critical Factor in Product Category
Management in Shaping the Offer of Non-Alcoholic Equivalents of
Alcoholic Beverages."
Scientific Papers of Silesian University of Technology,
Organization and Management Series, No. 207.




















