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ポーランドの春はいつ?気温・服装・イースターまで現地在住者が解説

  • 10 時間前
  • 読了時間: 5分
ポーランド 春
ポーランド語で「可愛い人」「愛しい人」といったニュアンスで親しみを込めて呼ばれる「Żabka(ジャブカ)」は「小さなカエル」を意味する。ポーランド全国にあるポーランド版コンビニの名前も「Żabka」。


ポーランドに住んで数年が経つ。毎年思うのだが、この国の春はどこか気まぐれだ。先週まで雪がちらついていたのに、今週は日差しが暖かくてコートが邪魔に感じる。グデイニャのバルト海沿いをカワナと散歩していると、ほんの2〜3日で街の空気が変わる瞬間がある。

旅行を検討している方に向けて、ポーランドの春の気候や服装のポイント、そして春ならではのイベントをまとめてみた。



ポーランドの春はいつ?3〜5月の気温の目安


ポーランドの春
春が来ると青空が出ている日が多くなるが寒いのは寒い。

 暦の上では3月から春になるが、ポーランドの3月はまだ冬の延長線上にある。雪が残っている地域もあり、油断は禁物だ。気候が穏やかになってくるのは4月に入ってから。5月の後半になると最高気温が15〜20度前後まで上がり、日差しも気持ちよくなってくる。

一方で注意が必要なのは寒暖差だ。同じ日でも朝晩は3〜8度ほどまで冷え込むことがある。「昼間は暖かかったのに夕方から急に寒くなった」というのは春のポーランドではよくある話だ。

バルト海に近いグデイニャや北部エリアは内陸より風が強く、気温以上に体感が低く感じることがある。南部のクラクフやワルシャワの情報で服装を考えていると少し後悔するかもしれない。ちなみにポーランドの天気は変わりやすいことで知られていて、一日の中で気温が大きく変動することも珍しくない。天気予報は数日先でも参考程度に考えておくのが正直なところだ。



ポーランドの春:服装はどうする?

ポーランド春服装

重ね着が基本になる。3〜4月は軽めのダウンジャケットかトレンチコート+インナーが現実的な組み合わせ。薄手のセーターやカーディガンをはさむと気温に応じて調整しやすい。5月になると日中はコートなしで過ごせる日も増えてくるが、夕方以降に備えて一枚は持ち歩きたい。

靴は防水素材のものがおすすめだ。春は雨も増えるし、石畳に雨水が溜まることもある。スニーカーで出かけて後悔する日は割とある(笑)。

荷物を減らしたい旅行者であれば、薄手のダウン1枚を中心に組み立てるのが効率的だ。夜の観光や屋外での食事にも対応できる。




春の最大イベント:イースター(復活祭)

ポーランド イースター

 ポーランドに春に来るなら、イースターは外せない。国民の多くがカトリック教徒であるポーランドにとって、イースターはクリスマスと並ぶ最重要な宗教行事だ。毎年日付が変わる移動祝祭日で、「春分の日以降の最初の満月の翌日曜日」と定められている。そのため3月下旬から4月下旬の間で変わる。


ポーランド 復活祭
イースターの朝食は家族で集まり卵を中心とした料理を食べるのが伝統だ。

クラクフでは毎年イースターの時期に中央広場でマーケットが開かれる。伝統工芸品の屋台が並び、イースターエッグの絵付けワークショップなども楽しめる。ポーランドならではの文化にふれたいなら、この時期を狙って旅行するのも面白い。

復活祭の翌月曜日(イースターマンデー)には水をかけ合う「Śmigus-dyngus(シュミグス・ディングス)」という風習もある。古くからの伝統で、若い女性が水をかけられるとお嫁に行けると言われている。


旅行者への重要な注意点。

復活祭当日(日曜日)はお店・レストラン・博物館・美術館など多くの施設が休業する。「せっかく来たのにどこも開いていない」という状況になりやすい。食料は事前に購入しておき,外での観光を中心に計画するのが賢明だ。



春に旅行するメリット・デメリット

メリット

夏(6〜8月)ほど観光客が多くないので,人気スポットでも比較的ゆったり回れる。ホテル代も夏のハイシーズンより抑えられることが多い。

花が咲き始めて街が明るくなるのもこの時期だ。ワルシャワのワジェンキ公園では水辺の宮殿を背景に花々が咲く風景が広がり,市民の憩いの場になっている。

イースターという文化体験ができるのも春だけ。「観光地を回るだけでなく,現地の生活や文化に触れたい」という人には特に向いている季節だ。


デメリット

天気が読みにくい。晴れていたと思ったら急に曇って冷え込む,というパターンは春に多い。雨具は必携だ。イースター期間中の施設休業については上に書いた通り。旅行の日程とイースターの日付が重なる場合は事前に確認しておこう。



春のポーランドで行きたいスポット


ワルシャワ ワジェンキ公園


ポーランド ワルシャワ

緑と水に囲まれた広大な公園。ショパンの野外コンサートが行われることでも有名で,春は特に散策が気持ちいい。王宮を背景にした写真スポットも多い。



クラクフ旧市街


クラクフ旧市街

ポーランドで最も観光客が集まる街のひとつ。春のイースターマーケットは雰囲気がよく,街全体が祝祭感に包まれる。旧市街を歩いているだけで中世にタイムスリップした気分になれる。



グディニャ・オルウォヴォ周辺


グディニャ・オルウォヴォ

私が住む街の近くのエリア。4月になると海沿いの崖(クリフ・オルウォフスキ)に緑が戻ってきて,散歩コースとして最高になる。観光地化されすぎておらず,ポーランドの日常に近い景色が楽しめる。バルト海の風を感じながら歩くのは,春の気分転換にぴったりだ。




ポーランドの春 まとめ

ポーランドの春は,気まぐれな天気も含めてひとつの個性だと思っている。日本のようにきれいに桜が咲いて暖かくなる,という感じではないが,冬の灰色から街が少しずつ色を取り戻していくプロセスに,独特の味わいがある。

旅行のタイミングとしては4〜5月がおすすめだ。天気が安定してきて行動しやすく,観光客も夏ほど多くない。イースターの時期に合わせれば,ポーランドの文化の奥行きまで感じられる旅になるはずだ。

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