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「ZOOM疲れ」とは?

更新日:2022年10月24日



ノマドワーカーとしての働き方を始めて半年以上が経とうとしています。テクノロジーの発達、また働き方改革の推進によりリモート会議が一般的になりました。

ノマドワーカーとして今のライフスタイルを可能にしてくれたのはこういったテクノロジーのおかげである一方、便利だからこそ気をつけないといけないことがいくつかあります。


リモート会議が1日に何個も続く中で、通常のオフラインでの会議以上に疲れを感じているのは私だけではなく、社会的現象としても話題になっています。ZOOMのCEOエリック・ユアンさんでさえ自身が「ZOOM疲れ」だと発言して注目を浴びました。そんな「ZOOM疲れ」の原因・対策を私の経験を交えて共有します。



「ZOOM疲れ」の原因

1. 自分の顔を常に見ること。

 

 リモート会議だから身だしなみにそこまで気を使わなくて楽だ!と考えがちですが実際はその真逆かもしれません。ZOOMのデフォルトの設定が自分の顔が鏡に映って表示されるようになっているかと思います。「あれ自分ってこんな顔してんの?」「メガネ歪んでない?」「髪型がぐちゃぐちゃじゃん」など会議中に相手の顔以上に自分の顔を見てしまうことが多いのも事実です。自分を顔を見る機会が異常に多くなりこれがストレスと疲労につながってしまうようです。ある研究では、自分を見ていると、自分に対してより批判的になる傾向があるという結果も出たようです。 


 ミスコンテスト界隈・ビューティー産業に精通している人から聞いた面白い現象が、このコロナ禍でミスコンテストの大会がさらに増えて、美容にお金をかける人も増えたようです。これもリモート会議で自分をみる機会が増えたことが原因じゃないかと言われているようです。



解決策:自分を非表示にする。

 

 この設定にしておくと、他の参加者は自分の顔を表示していても、自分のディスプレイには自分の顔が表示されません。自分の顔が表示されないからといって、相手に見られていることは忘れないようにしましょう。

「セルフビューを非表示」に設定するには、ZOOMでは最新版にアップデートする必要があります。


2. 自分では気づかないレベルの時差。

 

 一般的なインターネット回線が整った中でのズーム会議では、相手と自分の会話に時差を感じたことがある人はおそらくいないでしょう。しかし私たちの脳は時差を感じてしまうようです。


 通常オフラインで会話をする時は私たちの脳は常に相手の表情・ジェスチャー・声の抑揚などをリアルタイムで読み取っています。しかしズームでの会話だとどうしてもずれがでてしまい、脳を困惑させてしまうようです。これが重なってくると脳にとっては負担となってしまいます。


 私自身もチームミーティングで場を盛り上げようとジョークを放ったことがあります。確かに相手が笑っているのは確認できているのですが、どことなく気まずさというかオフラインでは感じたことのないぎこちない感覚をいつも感じてしまうのはこのせいかもしれません。いや、ジョークが面白くないだけでしょうか?



解決策:ビデオを切ること

 

 会話での非言語コミュニケーション(表情や身振りなど)が果たす役割はとても大きいために、時差がでてしまうと脳にとっては大きな負担になってしまいます。でしたら思い切って音声だけのコミュニケーションに変更してみてはどうでしょうか?相手の表情を気にする必要がなくなり、無駄に精神的なエナジーを使う必要が減ります。もちろん顔をみせないなんて失礼だ!という感覚が一般的かと思うので定期的なミーティングでは「音声のみ」の時間を設けたりするのもいいかもしれません。



3. 画面に表示される顔の数と大きさ。

 

 ZOOMを初めとするビデオ会議サービスは多くの人が参加できてとても便利です。そんな時あなたは全員の顔が見たいからといって、グリッドモード(全員の顔が表示される設定)で参加をしていないでしょうか?人間にとって自分にむけられる視線の量が以上に多いことは恐怖として捉えられてしまいます。また単純に集中の妨げにもなります。


 では発言者の人の顔だけが表示される設定ではどうか。これもまた問題があるようです。人によっては顔が以上にズームアップして写ったり、あるいは使っているディスプレーが大きい場合は発言者の顔が以上にサイズアップして表示されます。これは相手の顔が自分の目の前にあるような感覚です。脳はこれは危害として認知してしまうようで、ストレスホルモンであるコルチゾールが出てしまうことも研究で明らかにされているようです。(参考:Is Learning on Zoom the same as in person ? Not to your brain by EDSURGE PODCAST



解決策:ビデオレイアウトを発言者ビューに設定し、全画面表示を避ける。


 相手の顔がサイズアップしてみえる理由の一つがZOOMのウィンドウを全画面表示にしているからではないでしょうか?

 



上記の3つの理由以外にもじーっと身体を動かさない状態が続くから、画面を長時間見続けるから、などといった明らかな原因も考えられます。


こういった難点があるにしても、私としてはリモートで会議に参加できることは大きなバリューを私の生活にもたらしてくれるので、今後も積極的に利用していきます。たまには散歩しながらチームとのブレインストーミングにスマホから参加したり、いろんな方法を試してバランスを保っていきたいです。

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