スカイ島の歩き方|ハイカーが見たアクセス・ベストシーズン・観光ガイド
- Takuya Sakoda

- 12 分前
- 読了時間: 4分

正直に言うと、私はスカイ島を「観光」したことがない。155kmを5泊6日で歩き通した、ただのハイカーだ。でもだからこそ書ける情報もあると思う。観光バスの窓からは見えない、歩いてわかったスカイ島のリアルをまとめてみた。
この記事でわかること:スカイ島の基本情報、アクセス方法、ベストシーズン、玄関口ポートリーの様子、有名観光スポットがトレイルからどう見えたか、宿泊事情。
1. スカイ島とは?基本情報
スコットランド北西部に位置するスカイ島は、他ではあまり見ることのない大自然の風景が魅力の島だ。ピクサー映画「Brave(ブレイブ)」(日本名:メリダとおそろしの森)の舞台としても知られている。
島の名前の由来は「Sky(雲)=ye(島)」、直訳すると「雲の島」。この名前通り、どんな時期に訪れても雨に濡れる覚悟は必要だ。
観光地ではあるものの、ほとんどの旅行者は車でまわる。裏を返せば、少し歩くだけで大自然を独り占めできるということでもある。

2. スカイ島へのアクセス方法
私たちが実際にたどったルートはこうだ。
エジンバラの空港に到着し、一泊
電車でインヴァネス(Inverness)へ
バスでブロードフォード(Broadford)へ(乗り継ぎ一度あり)
電車は予約の有無で値段が大きく変わる印象だったので、事前予約をおすすめする。帰りのバスは予約なしでも問題なく購入できた。
車での旅行を考えている人へ:スカイ島観光の多くはレンタカー移動が主流だ。橋でスコットランド本土とつながっているので、車があれば島内の移動はかなり自由になる。実際、トレイル中に出会った観光客のほとんどは車で回っていた。


3. スカイ島観光のベストシーズンはいつ?
結論から言うと、「完璧な晴れの日」を狙って行く島ではない。私たちが歩いた6日間だけでも、晴れ・雨・雪・氷・台風のような強風と、考えられる天気をほぼ全部体験した。
とはいえ、4月でも日の入りが9時半頃までと非常に遅く、行動できる時間は長い。これは高緯度のスコットランドならではのメリットだ。
観光目線で言えるアドバイスとしては:
どの季節に行っても雨具は必須
風が強い日が多いので、防風性のある服装が安心
観光客が少ない時期を狙うなら、ハイシーズン(夏)を外すのも一つの手(これはトレイル中にすれ違った他のハイカーの少なさからの推測も含む)

4. ポートリー(Portree):スカイ島の玄関口
観光でスカイ島を訪れるなら、まず滞在することになるであろう街が**ポートリー(Portree)**だ。スカイ島最大の街で、私たちのトレイルでもスーパーマーケットがある貴重な中継点だった。
港沿いにピンク・黄色・薄緑のカラフルな家が並ぶ、フォトジェニックな漁師町。ここではパブでランチを取り、フィッシャーマンタウンらしく新鮮な魚を使ったフィッシュ&チップスを味わった。地元のクラフトビール「Skye Ale」もこの街で飲むことができる。

5. 有名観光スポット:トレイルから見えたもの
ここは正直に書いておきたい。私はスカイ島の有名観光地を「観光」として訪れたわけではなく、あくまでトレイルを歩く途中で通過したり、遠くから眺めたりしただけだ。なので、営業時間や詳しい見学情報などは自分では確認していない。訪問を計画している方は、公式情報を別途確認してほしい。
The Old Man of Storr:スカイ島を代表する岩柱。根元が細く天に向かって伸びるシルエットは遠くからでも際立っていて、トレイル4日目に間近を通過した。スコットランドの写真検索をすれば必ず出てくる景色、というのも納得の存在感だった。
Rubha Hunish(ルバ・フニッシュ):スカイ島最北端にある岬。ここにある白い小屋(Bothy)が、私たちのスカイトレイルのゴール地点でもあった。崖の上から見える海岸線の景色は、150km以上歩いた後に見るとひとしお美しかった。
Fairy PoolsやQuiraingなど、他の有名スポットは今回のトレイルでは訪れていない。次回スカイ島を再訪する機会があれば、今度は「観光」として足を運んでみたいと思っている。


6. 宿泊事情:ホテルだけが選択肢じゃない
一般的な観光ガイドではあまり触れられないが、スカイ島にはホテル以外の宿泊の選択肢もある。
ワイルドキャンピング:スコットランドでは2003年の法律により、私有地でなければ基本的にどこでもテントを張ってよいとされている。焚き火だけは山火事のリスクから絶対にNG。
Bothy:スコットランドの大自然の中に点在する、誰でも無料で泊まれる小屋。ベッドはないが寝袋を広げて眠れる。私たちが遭遇したのは2つだけだったが、ハイカーの間ではよく利用されている。
これらは「観光」として泊まる場所ではないかもしれないが、スカイ島の自然をより深く感じられる選択肢として知っておいて損はないはずだ。


おわりに:もっと深くスカイ島を知りたいなら
ここまでは、あくまで「ハイキングのついでに見えたスカイ島」というハイカー目線の情報だった。もしスカイ島の大自然をもっとじっくり味わいたいなら、スコットランドの温かい人々や大自然、クラフトビールとの出会いが詰まった155kmの横断ハイキング「スカイトレイル」の体験記もぜひ読んでみてほしい。
























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